ブラウザとは?初心者向けに解説~おすすめのブラウザも紹介
公開日:2023/12/29
最終更新日:2023/12/29
「ブラウザってよく聞くけど、いったいなんのこと?」
「おすすめのブラウザを教えてほしい!」
インターネットやホームページを利用する際には、必ずブラウザというものを利用します。
しかし、ブラウザについてよくわからない方にとっては、いったいなんのことを指しているのかわからないでしょう。
そこで今回は、ブラウザについて初心者でもわかりやすいように丁寧に解説します。
本記事を読めば、ブラウザについてご理解いただき、自身に最適なものがわかるようになるはずです。
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01ブラウザとは?
そもそもブラウザとは、インターネット上にある情報を閲覧する際に必要なソフトウェアを指します。
例えば、あなたがホームページやWebサイトを閲覧しようとする場合、何を用いるでしょうか。
おそらく、「Safari」や「Google Chrome」といったアプリやソフトをクリックして開いているはずです。
上記がブラウザと呼ばれるもので、インターネットを開く際には誰しもが必ず利用するソフトウェアになります。
名前の由来は、閲覧するという英語の「browse」が名詞形になり「browser」となったようです。
ちなみに、勘違いされやすいサービスとして、「Yahoo! JAPAN」があります。
Yahoo! JAPANを使って検索やニュースを見ている方もいらっしゃると思いますが、Yahoo! JAPANはブラウザではなく「検索ポータルサイト」の一種です。
少しややこしい話にはなってしまいますが、Yahoo!JAPANと呼ばれる検索ポータルサイトを開くためにも、何かのブラウザを使って開いているはず、ということになります。
上記はよく混同しがちなので、注意しておきましょう。
02ブラウザの機能や仕組みとブラウザでできること
ブラウザの機能としては、ホームページやWebサイトに記述されているHTMLやCSSといった言語を人間が読めるように表示させる点があります。
言語のみの記載では、ホームページやWebサイトに何が書かれているかが人間では判断できません。
そこで、ブラウザが言語で指示された文字やデザインを人間にもわかるように表示しているのです。
また、ブラウザでできることとしては、以下のような項目があります。
- ✔ブックマーク(お気に入り)
- ✔文字の拡大・縮小
- ✔Webサイトの共有
- ✔ショートカットの作成
いずれも、みなさんが普段何気なく使用している機能であるはずです。
現在においては、動画サイトやゲーム、Saasなどのクラウドサービスの入り口としても使われることが多いでしょう。
03代表的なブラウザ6選
ここでは、国内で使用される代表的な以下のブラウザについてご紹介します。
- ✔Internet Explorer(IE)
- ✔Microsoft Edge
- ✔Google Chrome
- ✔Safari
- ✔Firefox
- ✔Opera
それぞれで特徴や機能が異なるので、自身に最適なブラウザはどれかを考えながら見ていきましょう。
3-1.Internet Explorer(IE)
Windowsに標準搭載されたブラウザとして知られているのが、Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)です。
国内でも一時期ではブラウザとして大きく浸透しており、「インターネットを開くのはInternet Explorer」とイメージしていた方も多いでしょう。
ただし正確には、Internet Explorerはインターネットではなく、それらを閲覧するためのブラウザの一種だったわけです。
Internet Explorerは2022年6月15日にサポートが終了しており、後継として後述するMicrosoft Edgeに乗り換えた方も少なくありません。
サポート終了にはセキュリティ問題や、2000年代にユーザビリティの高いブラウザが注目を集めたことが影響しているでしょう。
現在はInternet Explorerは利用できないので、他のブラウザを検討することになります。
3-2.Microsoft Edge
2022年6月15日以降のInternet Explorer後継としてWindowsに標準搭載されたのが、Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)です。
Internet Explorerで懸念されていたセキュリティ問題を改善し、独自のBing(ビング)と呼ばれる検索エンジンを採用しています。
現在における検索エンジンのシェアはGoogleおよびYahoo!がトップとなっているため、Microsoft EdgeのBingでの検索結果は主流の検索結果とは異なる可能性があるので注意が必要です。
もし検索エンジンを変更したい場合は、Microsoft Edgeのデフォルト検索をBingからGoogleに変更しておきましょう。
3-3.Google Chrome
StatCounter Global Statsの測定結果において、2023年11月の全世界ブラウザシェア率で圧倒的なトップを誇るのがGoogle Chrome(グーグルクローム)です。
Google Chromeのシェア率62.85%に対し、シェア率2位であるSafariが20.04%となっている時点で、圧倒的である点がわかるでしょう。
特にセキュリティ面の堅牢性、匿名性の確保においては信頼があります。
さらに、セッションの履歴およびクッキーを残さないシークレットモードやGmailなどのGoogleサービスとの連携も容易です。
拡張機能も豊富にある点からも、UI/UXは特に満足感を得られるでしょう。
3-4.Safari
iPhone・iPad・Macといったアップル製品に標準搭載されているブラウザがSafari(サファリ)です。
Google Chromeに次ぐシェア率で、国内のiPhoneユーザー率を考えると、近年での認知度は非常に高いものと推察できます。
ポップアップのブロックや危険と判断したWebサイトの読み込みを抑止するなど、セキュリティに一定の信頼がある点も特徴的です。
シンプルで使いやすいユーザーインターフェースも、アップル製品とマッチしており、愛用している方の多さも納得がいきます。
3-5.Firefox
Mozilla Foundationが提供しているブラウザのFirefox(ファイアフォックス)は、高い拡張性が特徴です。
オープンソースだからこそ、拡張機能の追加が可能で、ユーザー独自のブラウザにカスタマイズができます。
セキュリティ対策も万全ではあるものの、Google ChromeやSafariに比べるとここ数年のシェア率は低下傾向にあります。
3-6.Opera
Opera Software社が開発したブラウザがOpera(オペラ)です。
Operaは、他のブラウザにはない広告ブロッカー機能を標準搭載しているとして、2016年に話題になりました。
Google Chromeの拡張機能をOperaでも利用できる互換性のよさもあります。
最近では、Chat GPTのオープンソースを活用した生成AI「Aria」が搭載されたのも特徴的です。
セキュリティやプライバシーの保護においては信頼できるブラウザなので、利用ユーザーも少なくありません。
04おすすめのブラウザはこれ!
初心者向けあるいは王道のブラウザとしておすすめなのは、やはり「Google Chrome」です。
使いやすさが圧倒的であり、拡張機能も豊富に揃っている点においては、さまざまな年代・業種で扱いやすいものとなっています。
もし、ブラウザについてある程度の理解があり、機能性においてこだわるのであれば「Brave」(ブレイブ)もよいでしょう。
Braveは、広告ブロックやブラウザ自体に暗号資産ウォレット搭載といった特徴があります。
暗号資産はBAT(Basic Attention Token)と呼ばれるもので、広告の閲覧による報酬として獲得可能です。
インターネットを操作しているだけで報酬がもらえ、なおかつわずらわしい広告が表示されない点において、Braveは非常に魅力的なブラウザといえるでしょう。
ここまでいくつか代表的なブラウザを、初心者向け玄人向けともに紹介してまいりました。
ぜひ、自身の好みに合わせてブラウザを選んでみてください。
05よく使われているブラウザは?ブラウザシェアのランキング
ここでは、全世界および国内でよく使われているブラウザについてランキングをご紹介します。
ご自身が使いたいブラウザの特徴を知るのと合わせて、「一般的には何が使われているのか」も参考になるでしょう。
まずは、パソコンのブラウザシェアランキングを見ていきましょう。
・世界
順位 | ブラウザ名 | シェア率 |
1位 | Google Chrome | 61.94% |
2位 | Safari | 13.44% |
3位 | Microsoft Edge | 11.19% |
4位 | Firefox | 6.66% |
5位 | Opera | 4.59% |
6位 | 360 Safe | 0.58% |
・国内
順位 | ブラウザ名 | シェア率 |
1位 | Google Chrome | 64.21% |
2位 | Microsoft Edge | 21.02% |
3位 | Firefox | 6.34% |
4位 | Safari | 6.26% |
5位 | Opera | 0.74% |
6位 | Internet Explorer | 0.6% |
どちらもGoogle Chromeが圧倒的なシェア率を誇っており、次いで世界ではSafari、日本国内はMicrosoft Edgeとなりました。
では、モバイルのブラウザシェアはどうなっているでしょうか。
・世界
順位 | ブラウザ名 | シェア率 |
1位 | Google Chrome | 64.52% |
2位 | Safari | 25.19% |
3位 | サムスンインターネット | 4.58% |
4位 | Opera | 2.1% |
5位 | UCブラウザ | 1.45% |
6位 | Firefox | 0.51% |
・国内
順位 | ブラウザ名 | シェア率 |
1位 | Safari | 59.98% |
2位 | Google Chrome | 34.5% |
3位 | サムスンインターネット | 2.77% |
4位 | Firefox | 0.67% |
5位 | UCブラウザ | 0.56% |
6位 | Microsoft Edge | 0.42% |
モバイルだと1位は異なる結果が出ています。
理由としては、海外ではAndroid、日本国内においてはiPhoneのシェア率が高いからです。
もし自身に最適なブラウザがどれか迷っている場合は、上記のランキングを参考にしてみてください。
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07まとめ
今回はブラウザの特徴や役割について、おすすめのブラウザもあわせてご紹介しました。
ブラウザはホームページやWebサイトを見る際に必要なソフトウェアであり、それぞれで特徴や利用できる機能が異なることがわかっていただけたのではないでしょうか。
どのブラウザを利用するか迷っている方は、Google Chromeを使えば間違いないでしょう。
ぜひ、ブラウザについて理解し、効率よくインターネット利用に活かしてください。
― この記事を書いた人 ―