採用サイトのデザイン事例集【2022年度版】

公開日:2022/5/25
最終更新日:2022/5/25
企業が求人活動を行う際、自社のホームページに求人情報ページを作成することがありますが、より求職者に向けてアピール・豊富な情報提供を目指すのであれば、採用に特化したホームページを作成してみてはいかがでしょうか。
新規顧客獲得や情報開示を目的とした企業ホームページとは異なり、採用専用サイトを用意することで求職者に向けたデザイン・内容に特化できます。
本記事ではそのように求職者に向けた採用専用サイトのデザイン事例から、作成するためのポイントや掲載すべき項目などまで解説いたします。
なお、ホームページ作成をご検討なら、BESTホームページをご検討ください。
01採用サイトのデザイン事例
それでは早速、採用サイトのデザイン事例について見ていきましょう。
今回は、厳選した20サイトをご紹介します。
どの採用サイトのアイディア・デザインも参考になるので、ぜひ分析して自社の採用サイトに反映させていきましょう。
1-1.サッポロビール株式会社:メッセージ性

”誰かのいちばん星であれ”という強烈なメッセージ性でインパクトを与えているのが、サッポロビール株式会社の採用サイトです。
コンテンツの構成も、サッポロビールがどのような理念・歴史をもち、未来へのビジョンが見えているかが一連の流れになっています。
カーソルを合わせた際のアニメーションも先進的でスタイリッシュさを演出したい際に参考になるはずです。
強烈なメッセージ性・洗練されたデザインを参考にしたい場合は、ぜひサッポロビール株式会社の採用サイトをのぞいてみてください。
1-2.JEM株式会社:メッセージ性

JEM株式会社は”人生最大に滾る”という痛烈なインパクトメッセージを、採用サイトのファーストビューに掲げています。
スクロールしていくと、見た人に呼び掛け心に働きかけるような文章が続き、まさにメッセージの重要さが伝わる構成になっています。
「まず、一度語らおう。」という言葉の下、「話を聞いてみる」が問い合わせフォームになっているのも粋な計らいです。
JEM株式会社の採用サイトで表現されている、独自の世界へ引きずり込むメッセージ力の強さはとても参考になるでしょう。
1-3.月桂冠株式会社:メッセージ性

月桂冠株式会社の採用サイトは、”無限の可能性に挑む”という理念が端的に伝わるメッセージを掲げています。
日本酒のイメージである白をベースカラーに、どこか日本らしさを残したデザインをしているのも月桂冠ならではの特徴です。
求職者に立場の近い若手社員を”プロジェクト秘話”というコンテンツでインタビュー対象にしているのも、参考になるポイントでしょう。
1-4.三菱地所レジデンス:メッセージ性

三菱地所レジデンスでは”一生ものに、懸ける。”というメッセージに、社員の活躍シーンをスライドで見せているのが特徴です。
コンテンツごとにそれぞれ記憶に残るようなメッセージを付け加え、理念や熱意をより記憶に残すような配慮がされています。
また、写真を多く取り入れることで、サイト全体のバランスを整えている点も参考にすべきポイントです。
メッセージ性だけでなく、スライドショーやアニメーションなど、総合的なデザイン・構成が高いクオリティで仕上がっています。
1-5.株式会社三井住友銀行:メッセージ性

株式会社三井住友銀行の採用サイトでは、まず”いい子になるな、いい個になれ。”というメッセージが大きく表示されます。
さらに下へスクロールすると、一貫して個性を重んじる社風を伝える構成になっているのがわかるはずです。
デザイン自体はデジタル的で未来像を感じさせる印象があり、その中にイメージカラーの緑を散りばめているのも参考になります。
メッセージ性と色の使い方がうまく表現されているため、配色に悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。
1-6.桂新堂株式会社:独創性

桂新堂株式会社は自社の主力商品である”えびせんべい”をモチーフにした採用サイトを制作しています。
- ✔サイト内で登場する社員のほとんどがエビの帽子をかぶっている
- ✔エビにちなんだユニークなコンテンツ
シックな印象の企業ホームページとは打って変わった親しみが湧くような上記コンテンツとデザインで、採用サイト全体の独創性を高めているのがわかります。
また、和のイメージを崩さぬよう、かるたや川柳などを使った企業説明も特徴的です。
桂新堂株式会社の採用サイトは、自社に強力なイメージキャラクターや主力商品がある場合の参考デザインになるでしょう。
1-7.雪印メグミルク株式会社:独創性

雪印メグミルク株式会社は、牛乳をイメージとしたデザインに、ポップさと熱意を感じさせる独創性のある採用サイトです。
特にエントリーボタンを牛乳が滴るようなアイコンにしているのが、遊び心が感じられてより雪印メグミルクとしての印象を深めます。
採用サイト全体が、雪印メグミルクのロゴと同じ、ブルーとホワイトのカラーでデザインされているのもブランディングとして参考になるでしょう。
1-8.ライフネット生命保険株式会社:独創性

「一風変わった採用サイトにしたいがインスピレーションが湧かない…」
そんな担当者の方に見て欲しいのがライフネット生命保険株式会社の採用サイトです。
ライフネット生命保険株式会社の採用サイトは、コンテンツを変則的なグリッド状にまとめて独創性を演出しています。
また、下部へいくとテキストリンクでコンテンツをまとめているため、使いやすさにも配慮されているのがわかるはずです。
採用サイトという型枠にとらわれず、独創的なデザインに仕上げている点は参考になるでしょう。
1-9.株式会社ジェーシービー:独創性

株式会社ジェーシービーの採用サイトは、1枚のページが連続してつながっているようなデザインが独創的です。
ページをスクロールすると、それぞれの項目トップに遷移するため、独立したページのような印象を抱きます。
どの項目にもエントリーボタンが上部に設置されており、求職者がどこで応募してもいいように配慮されているのもポイントです。
独創性で興味・関心を集める点においては、株式会社ジェーシービーのデザインは良い例として参考になるでしょう。
1-10.ADKホールディングス:独創性

ADKホールディングスの採用サイトは、ファーストビューに社員が掲げたチャレンジをSNSの投稿のように演出しています。
サイトデザイン全体はホワイトとグレーのベースカラーにフォントは黒でアクセントカラーは赤と、非常にシンプルです。
チャレンジすることの熱意を「#全員チャレンジャー」というハッシュタグを使って表現している点に独創性を感じます。
1-11.サントリーホールディングス株式会社:世界観

サントリーホールディングス株式会社の採用サイトは、ファーストビューに社員紹介を配置する他社とは変わった構成です。
また、サントリーの創業者である鳥井信治郎氏の口癖「やってみなはれ」をアニメーションで強調しているのもメッセージ性を感じます。
紹介するコンテンツに合わせてカラーバリエーションを変えているのも、デザインのみやすくさせるポイントです。
親しみやすさとオシャレなイメージを与えるデザインを参考にしたい場合は、サントリーホールディングス株式会社がおすすめです。
1-12.日清食品株式会社:世界観

独特の世界観で注目を集める採用サイトの1つに、日清食品株式会社があります。
ファーストビューで、
「挑戦と創造のみが、おいしさの未来を超えられる」
というコンセプトにちなんだ、仮想の未来世界をアニメーションにしています。
なぜ、このアニメーションなのかがサイト内で明かされており、社風や理念が深く理解できるような構成なのも参考になるポイントです。
近未来のデザインが印象に残る日清食品株式会社の採用サイトは、まさに世界観の演出に成功しています。
1-13.農林中央金庫:世界観

農林中央金庫は、採用サイトを見ただけでどのようなプロジェクトがあり、キャリアを築けるのかがわかるようになっています。
特にプロジェクト・職員紹介の多さは、求職者にとってありがたいはずです。
銀行としてのイメージを保ちつつ、積極的に情報を公開して自社を知ってもらう導線が参考になります。
1-14.野村ホールディングス株式会社:世界観

野村ホールディングス株式会社の採用サイトは、最初にエントリーまでの日数が書かれたページが表示されるのが特徴的です。
ファーストビューにある遠くを見据える女性の写真が、キャッチコピーのキーワードである”成長”を想起させます。
また、野村ホールディングス株式会社は女性の働く社会を応援しているのもあり、
- ✔「女性が長く働ける理由」という独自のコンテンツ
- ✔社員紹介でも女性の方を多く取り上げている
という点にこだわりを感じます。
野村ホールディングス株式会社は、自社の世界観を伝えたい場合に参考になる採用サイトです。
1-15.株式会社小学館:デザイン性

株式会社小学館の採用サイトは、RPGのように進めるオリジナリティあふれるデザイン性が特徴です。
下へスクロールしているのに、キャラクターが上へ進むような構成になっており、全てRPG調で小学館について知ることができます。
中々、同じクオリティを再現するのは難しいかもしれませんが、発想やストーリー性について学ぶべきポイントは多いです。
1-16.楽天株式会社:デザイン性

楽天株式会社の採用サイトは独創的なデザインではなく、シンプルながら未来的でスタイリッシュなデザインなのがポイントです。
イラストだけでなくアニメーションや動画を使い、動きのあるサイトに仕上げています。
また、要所であえて形を崩したデザインを取り入れ、先進的なイメージを与えている点にも注目です。
シンプルな中に訪れた人を惹きつける魅力を詰め込んだデザインなので、楽天株式会社は、全ての採用サイトで参考になるでしょう。
1-17.本田技研工業株式会社:デザイン性

本田技研工業株式会社の採用サイトは、ファーストビューにインパクトのあるアニメーションを組み込んでいるのが特徴です。
目を閉じた複数の人が、目を開けると同時に商品へと移り変わる様は、
「どうなるかじゃない、どうするかだ。」
というコンセプトを想起する、インパクトのあるアニメーションになっています。
また、コンテンツは高画質な画像・写真を規則正しく用いているため、より洗練されたデザインという印象を与えています。
1-18.LINE株式会社:シンプルさ

LINE株式会社の採用サイトは、まさにシンプルを極めたデザインです。
余計な項目は一切設けず、トップページはわずかに4つのページのリンクしか存在しません。
また、それぞれのページでは淡々と説明が記載されており、さらにシンプルさが際立ちます。
1-19.トヨタ自動車株式会社:シンプルさ

トヨタ自動車株式会社の採用サイトは、最近の流行デザインを踏襲したシンプルかつわかりやすいデザインです。
ブランド力があるからこそ、必要以上にコンテンツを詰め込みすぎずに、整理されたデザインを実現しています。
若手社員のインタビューを動画形式にして、求職者に親近感を与えているのも参考にすべきポイントでしょう。
1-20.花王株式会社:シンプルさ

花王株式会社の採用サイトは、最低限必要な項目のみを組み込んだ非常にシンプルな構成です。
シンプルながら、SSL化やスマホ対応デザインなどの配慮もされています。
すぐに人材確保のために採用サイトを作りたいが、どのような項目を組み込めばよいかわからない場合の参考になるでしょう。
02魅力的な採用サイトをデザインするためのポイント
2-1.ターゲットを決める
誰しもが魅力的に思う採用サイトではなく、自社にとって必要な人材に魅力的だと感じてもらえる採用サイトにする必要があります。
なぜなら、採用サイトは自社にとって必要な人材を集めるのが目的だからです。

そのためには、まずターゲットを決めましょう。
一般的なホームページと違い、採用サイトのターゲットは明確にしやすいです。
- ✔自社が必要とする人材の人物像
- ✔自社にエントリーするである人物像
この2つを具体的にしていけば、採用サイトのターゲットは決められます。
2-2.自社についての情報をできる限り掲載する
自社についての情報をできる限り掲載した方が、求職者にとっては理解が深まり魅力的に見えるはずです。
先ほど紹介した採用サイトの事例を参考にすると、以下の項目を掲載するといいでしょう。
- ✔企業理念・コンセプト
- ✔企業の目標・ビジョン
- ✔プロジェクト・事業内容
- ✔企業の歴史
- ✔先輩社員の紹介・インタビュー
- ✔募集要項
- ✔代表者のメッセージ
- ✔会社概要
上記の情報を採用サイト内に組み込めば、求職者はより自社について理解できるため、エントリーまでのきっかけが作れます。
2-3.企業イメージに沿ったデザインを考える
企業イメージに沿ったデザインを考えるのも、採用サイトを魅力的にするポイントです。
先ほど紹介した事例の中では、下記の4つが企業イメージに直結します。

- ✔メッセージ性
- ✔独創性
- ✔世界観
- ✔デザイン性
特に世界観は、企業のイメージそのものをサイトに体現しているため、ぜひ参考にしてください。
2-4.ファーストビューでインパクトを与える
魅力的に見える採用サイトは、どれもファーストビューでインパクトを与えています。
ファーストビューは、サイトを開いた際に誰もが目にする箇所です。
だからこそ、企業の魅力や伝えたいことをわかりやすく表現し、見た人の記憶に残すデザイン力が求められます。
先ほどの事例を参考にすると、
- ✔メッセージでインパクトを与える
- ✔アニメーションでインパクトを与える
- ✔つい注目してしまうデザインでインパクトを与える
の3つに分かれるはずです。
企業によって魅力の伝え方はそれぞれなので、自社の魅力をアピールできる方法はどれなのか、社内で十分に検討しましょう。
03採用サイトに必要な項目
3-1.募集要項
求職者にとって、募集要項は最重要のコンテンツです。
自分が就きたい業種・ポジションの募集がされていなければ、いくら企業の理念に賛同しても応募できず意味がありません。
また、募集要項については、求人媒体よりも多くの情報を掲載できるため、自社が重要視する項目を強調するのもいいでしょう。
募集要項には、採用選考の流れや筆記試験の有無、面接回数など掲載しておくと丁寧です。

3-2.企業理念・コンセプト
企業理念やコンセプトは、求職者の想像するキャリアと、自社で働くのがマッチしているかを判断する重要な項目です。
多くの企業では、理念やコンセプトを一言でまとめたキャッチコピーを作っています。
企業理念・コンセプトを掲載する際は、わかりやすいキャッチコピーを添えながら、詳しい内容を記載するのがいいでしょう。
3-3.企業の目標・ビジョン
企業の掲げている目標・ビジョンは、社員になる人材にとって共有しておくべき項目です。
これから企業の未来がどうなるかは、求職者のキャリアの想像にもつながります。
また、目標・ビジョンに賛同してくれる人材が集まってくる点もメリットです。
目標・ビジョンは社外の人間が見てもわかるように、できる限り丁寧かつ詳しく、具体的な数値を用いて掲載しましょう。
3-4.プロジェクト・事業内容の紹介
自社が取り組んできたプロジェクトや、主な事業内容の紹介も掲載すべき項目です。
これまでのプロジェクトを辿ってもらえれば、どのような理念や目標のもとで社員が動いてきたかわかります。
また、事業内容の紹介は、部署ごとにそれぞれ記載した方が、求職者にとっては親切です。
事業内容がわかれば、自身が求めている業務があるのかが判断できるため、ミスマッチを防ぐことができるでしょう。

3-5.企業の歴史
より自社について理解を深めてもらうには、企業の歴史や文化を知ってもらうのが最適です。
多くの企業では、沿革として年表を掲載している場合が多く、
- ✔自社が何をして、どのような価値を提供してきたか
- ✔事業に沿った時代の社会背景
- ✔結果としてどのように歴史が変わったのか
などを掲載していると、わかりやすいでしょう。
3-6.社員紹介・インタビュー
実際に働いている人の意見を聞けるのは、求職者にとって貴重です。
そのため、社員紹介・インタビューはできるだけ部署ごとに選抜するようにしましょう。
- ✔業務内容・1日のスケジュール
- ✔働きがい
- ✔新入社員のときの気持ち
- ✔これから入社する方へメッセージ
など、業務内容だけでなく、どのような気持ちで取り組んでいるのか、よりリアルな意見を伝えられるコンテンツにしましょう。
3-7.エントリー・応募フォーム
エントリー・応募フォームは採用サイトに必須の項目です。
ただ最下部に設置しておけばいいわけではなく、訪れた人がわかりやすく、目立つ位置や色を使いましょう。
先ほどの株式会社ジェーシービーでは、常に上部にエントリーフォームを設置しています。
ADKホールディングスでは採用フローを赤文字で、下部にあるエントリーのボタンを大きく目立たせています。
エントリー・応募フォームは必ず目立つような工夫をして、うまく訴求できるようにしましょう。
04採用サイトにあるとよい項目
4-1.代表者のメッセージ
代表者が社員・業務に対してどのような気持ちを持って接しているのか、メッセージがあるとより共感を得られやすいです。
代表者は企業の代表ではなく、人事部やプロジェクトの代表でも問題ありません。
よりリアルな意見が重要なので、執筆を代行してもらうのではなく、自分の言葉で考えるようにしましょう。

4-2.よくある質問
採用に伴う疑問や不明点は、よくある質問にまとめて掲載しておくと、問い合わせ対応を減らすことができます。
例えば、以下のような質問が多いです。
- ✔エントリー方法
- ✔採用フローや選考期間
- ✔産休・育休制度の有無
- ✔転勤の有無
- ✔休日・残業
- ✔福利厚生
- ✔キャリア支援制度
採用サイトを運営していると、よく寄せられる質問が統計的に判断できるはずなので、あらかじめ項目を作ってまとめておきましょう。
4-3.オフィス内や周辺環境
求職者にとって、オフィス内の環境がどうなっているかは気になる部分のひとつです。
社内の仕事環境や、社員・メンバーの雰囲気が伝わるような写真を載せておきましょう。
また、オフィス周辺にあるコンビニやカフェも魅力のひとつとしてアピールできます。

05まとめ
今回は採用サイトのデザイン事例集についてご紹介しました。
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― この記事を書いた人 ―