研究室のホームページ作成の特徴とは?掲載内容から注意点まで解説

公開日:2022/3/18
最終更新日:2022/3/18
「もっと色んな人が興味を持ってくれる研究室のホームページにしたい」
「でも、研究室のホームページってどうやって作ればいいの・・・?」
研究室のホームページを見てみると、昔流行したテンプレートデザインを使ったホームページであるところが少なくありません。
研究室や研究内容を魅力的に表現して広めるためには、ホームページも流行にあったデザインを取り入れましょう。
今回は研究室のホームページ作成の特徴や掲載内容、注意点についてご紹介します。
ぜひ、この記事を参考に、研究室の魅力が伝わるホームページを作り上げてみてくださいね。
なお、ホームページ作成をご検討なら、BESTホームページをご検討ください。
01研究室のホームページの特徴とは
1-1.デザインが研究室のテーマに合っている
ホームページはできるだけおしゃれなデザインにしたいものですが、研究室のテーマに合わせる点を前提にしなくてはいけません。
例えば海洋研究の場合は、海をイメージさせるために青系のカラーを使うケースが多いです。
しかし、海洋研究が連想しにくいピンクや紫などをメインカラーにしたデザインにすると、ユーザーの離脱につながります。
まずは、研究室がどのようなテーマを取り扱っているのかを考え、そのテーマを連想できるカラーやコンテンツでデザインを作っていきましょう。
1-2.英語対応している
研究室に興味を持っている全ての方が、日本語を読めるとは限りません。
そのため、研究室のホームページは英語と日本語の2言語対応している方がユーザーにとって親切です。
特に、海外向けに論文を発表している場合、日本以外の方がホームページを閲覧する機会も多いでしょう。
研究対象が英語圏以外の場合、該当する言語を対応させておくケースもあるので、必要な言語があれば対応できるようにしておきましょう。
1-3.コンテンツがわかりやすくまとめられている
研究に情熱を注ぎ込んでいる人ほど、内容を一から伝えたくなるものです。
しかし、ホームページに訪れるユーザーにとっては、どんな研究をしているのかがわかりやすくないと離脱してしまいます。
実際にデザインに力を入れている研究室のホームページは、誰がみてもわかりやすくまとめられています。
わかりやすくするために、図やイラストを用いてもいいでしょう。
ホームページは見てもらわなければ意味がないので、他の研究室が取り入れている離脱率を抑える工夫を参考にしてみてください。

02研究室のホームページを制作する上での注意点とは
2-1.無料のブログサービスは使わない
ホームページを開設する際、無料のブログサービスを使うのはおすすめできません。
無料な反面、
- ✔デザインが制限されてしまう
- ✔ドメインパワー(ホームページのURL=ドメインが持つGoogleからの強さ・評価)がサービス提供側に依存してしまう
- ✔SEO対策にあまり効果がない
- ✔広告が表示されてしまう
以上のようなデメリットがあります。
特に、デザインの制限と広告表示は、研究室のホームページを作るときに自由にならず、もどかしく感じる部分でしょう。
デザインは限られたテンプレートであることが多くその分既視感のあるようなデザインになり、研究室独自の色を出しにくくなります。
多くの人にホームページを見てもらいたい場合、ドメインパワーやSEO対策がサービス提供する側に依存するため効率が悪いです。
以上をふまえると、研究室のホームページを開設する際は、独自ドメインとサーバーを立ちあげることを推奨します。
2-2.SEO対策は長期的なスパンが必要
研究室のホームページを運営する以上は、多くの人に見てもらう必要があります。
ホームページを検索上位に表示させる施策をSEO(Search Engine Optimization)と呼びます。
このSEO対策を行えば、検索ユーザーのニーズに合わせてホームページを検索上位に表示させることが可能です。
しかし、SEO対策を施してもすぐに効果が表れるわけではありません。
集客を目的としていないなら、研究室のホームページにSEO対策を施す必要はありませんが、最低限しておいた方が表示されやすくなるのでおすすめです。
ちなみに、SEO対策は最低でも3ヶ月〜半年ほどかかると思いましょう。
せっかくホームページを立ち上げるのなら、多くの人の目に留まるように、長期的なスパンをかけて育てていきましょう。
2-3.運営・更新のしやすさも留意する
研究室のホームページを完成させた後は、ブログや研究内容、論文発表など運営・更新をするはずです。
プログラミングの知識を持っている方がいるなら問題ありませんが、技術がない場合は運営・更新が大変な作業になります。
最近では、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と呼ばれる、誰でも簡単にホームページが作れるツールが普及しています。
CMSを使えば、プログラミングの知識がなくても直感的な操作でホームページの運営・更新が可能です。
また、CMSによってはテンプレートも豊富にあり、研究室の独自性を出しやすいです。
ホームページを制作する点にだけ注目しすぎず、運営・更新がしやすさに注意しながら設計していきましょう。

03研究室のホームページに必要な内容とは
3-1.所属メンバー
研究室にはどのようなメンバーが所属しているのか記載しておくと、見ている人に信頼や安心を与えられます。
さらにメンバーの経歴や顔写真を載せておくと権威性が増すので、教授・准教授・助教授のプロフィールは詳細に記載しておくようにしましょう。
また、研究室によってはポスドク・学生何名という数だけ表記しているところもあります。
しかし、これから研究室の配属を控えるポスドクや学生にとって、内部の状況がわからないのは不安要素でしかありません。
強制ではありませんが、メンバーとして所属している一体感も与えられるので、可能な限り所属している方の名前や写真は載せておきましょう。
3-2.研究概要
研究室ホームページの最重要コンテンツが研究概要です。
その研究室ではどのような研究をしているのかを伝える必要があるので、
- ✔重要項目は最初に述べる
- ✔長文は避けてシンプルかつ端的に
- ✔わかりやすさを心がける
上記の点を意識してコンテンツを作成していきましょう。
わかりやすく伝えるポイントとしては、図や表を用いて情報を視覚化するのがおすすめです。
特に2言語に対応したホームページを作る場合には、文章だけでは伝わりにくい部分が多いでしょう。
その際に
- ✔グラフ
- ✔相関図
- ✔アニメーション
などを用いると、より伝わりやすくなるでしょう。
3-3.研究成果・実績
その研究室がどのような成果や実績を上げているのかも載せておくと、活発に活動している点をアピールできます。
研究室全体だけでなく、個人としての実績や業績、成果も記載しておきましょう。
また、論文発表をリストアップしたページを作っておくのも効果的です。
ただし、論文はPDFファイルで公開するのも良いですが、論文をジャーナル側に委嘱している場合が多いです。
その場合はDOIコードでパーマネントリンク(各ページのURL)を作成し、論文ごとに設定しておくといいでしょう。
3-4.お問い合わせ
研究室に興味を持った学生やポスドク、メディアの方が連絡を取れるように、お問い合わせフォームを設置すべきです
お問い合わせには、研究室ホームページ管理人あるいは教授の電話番号・メールアドレスを記載しておきます。
せっかく興味を持ったのに連絡手段がわからずに断念した、ということがないように、できるだけお問い合わせフォームはわかりやすい場所に設置しましょう。

04研究室のホームページの例
4-1.下川研究室

下川研究室は早稲田大学にある研究室のホームページで、食と社会を研究領域としています。
肉と卵をモチーフとしたロゴに加え、研究概要にはポップなイラストを使っているので、一般の方が見ても内容がスッと入ってくるデザインです。
また、研究メモ・お知らせとして日々の研究内容を紹介しているので、メンバー紹介がなくとも全体的にイメージが掴みやすいホームページになります。
4-2.生命とタンパク質の世界

京都産業大学のタンパク質動態研究所は「生命とタンパク質の世界」というホームページを立ちあげています。
「どうしてタンパク質を食べないと生きていけないのか」という疑問を最初に投げかけることで、訪れたユーザーの興味・関心を惹かせているのが特徴です。
複雑な研究領域にも関わらず、分かりやすさにこだわりが見えるため、内容をわかりやすく伝えるという点で参考になるホームページです。
4-3.大宮研究室

金沢大学の大宮研究室では医薬保健を研究領域としています。
ホームページはダークブルーをメインカラーとして、先進的なデザインをイメージさせています。
メンバー紹介も顔写真が掲載されており、動画や図表を用いた分かりやすい研究概要も参考になるでしょう。
英語・日本語の2言語に対応しているのもポイントですね。
05まとめ
今回は研究室のホームページ作成の特徴や掲載内容と注意点について紹介しました。
研究内容を伝えるのは難しい作業ではありますが、どれだけ噛み砕いて伝えられるかが重要です。
また、興味を持ったユーザーに対して、メンバーや論文などが閲覧できる体制を整えておけば、よりクオリティの高いホームページに仕上げられます。
ぜひ、今回のポイントをもとにおしゃれでかっこいい研究室ホームページを作っていきましょう。
しかしホームページを外注制作業者に依頼するとどうしても費用がかかるなどの理由で、なるべくご自身でホームページを作りたいと考えているのでしたら、ぜひBESTホームページの利用もご検討ください。
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