ホテルのホームページ制作のポイントとは?実際の事例を紹介しながら解説!
公開日:2022/3/25
最終更新日:2022/3/25
今や多くのユーザーはホテルの情報収集や宿泊予約をインターネットから行います。
だからこそ、ホームページに力を入れているホテル・旅館が多く、どれもが魅力的なデザインのホームページばかりです。
「これからホテルのホームページを作る予定だけどコツやポイントとかあるの?」
「デザインの参考になるホテルのホームページが知りたい」
そんな方のために、今回はホテルのホームページ作成のポイントについて解説します。
実際の事例も合わせてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なお、ホームページ作成をご検討なら、BESTホームページをご検討ください。
01ホテルのホームページの特徴
1-1.ホテルの内観・部屋の写真が掲載されている
ホテルのホームページを見れば、実に多くの写真が掲載されていることがわかります。
それはユーザーにとって気になる点の1つが、ホテルや部屋の館内にあるからです。
実際にDIMSDRIVEが行った「国内のホテル宿泊に関するアンケート」によると、ホテルを利用する際に立地や雰囲気、客室の清潔さ・広さを重視する結果が出ています。
ホームページ運用をしているホテルの多くは、上記の傾向を理解しているため、内観や部屋が把握できるような写真を多く掲載しているのです。
1-2.予約システムが実装されている
ホテルのホームページには必ずと言っていいほど予約機能がついています。
前述のDIMSDRIVEが実施したアンケートでは、インターネットを使って予約をするユーザーが半数近くいる結果が出ています。
つまり、インターネットでホテルのホームページや旅行情報サイトを見て、そのまま予約をするユーザーが多いということです。
ホテルとしては、宿泊してもらうためにホームページで集客をするわけなので、予約機能は必須のコンテンツであり最大の特徴とも呼べるでしょう。
予約システムについては、チェックイン・アウトの日にちと人数で検索をするのが基本です。
その中でも、
- ✔プランで絞り込む
- ✔部屋で絞り込む
- ✔カレンダーで絞り込む
などの方法があり、ホームページによって特色が分かれるところでしょう。
1-3.ホテルの雰囲気にあったデザイン
ホテルのホームページは、ターゲットに合わせるよりはホテル自体の雰囲気に合わせたデザインを重視しているのが特徴です。
例えば、長年経営してきた伝統あるホテルや和風テイストな旅館は、古風なデザインを取り入れている場合が多いです。
きらびやかなインテリアの部屋や内装のホテルは、ホームページをオシャレなデザインにしているのも見かけます。
ホームページに訪れたユーザーが、まるでホテルに泊まっているかのような擬似体験ができるよう、雰囲気を重視したデザインにする傾向があるのでしょう。
ホームページを作る上で、ホテルがどのような雰囲気を持つのかを把握することが、プロモーションの鍵といえますね。
02ホテルのホームページを制作する上でのポイント
2-1.ターゲットを明確にする
先ほどホテルのホームページは雰囲気を重視したデザインが特徴と解説しましたが、ターゲットを明確にするのも疎かにしてはいけません。
なぜなら、デザインや構成はターゲットに訴求するために設計されるものであり、ポイントがいくつかあるからです。
ターゲットが曖昧になっていると、訴求するポイントも曖昧になってしまい、ホテルの魅力が最大限伝わらなくなってしまいます。
まずは、経営しているホテル・旅館・民泊には、どのようなターゲットが訪れるのかを考えましょう。
- ✔年齢
- ✔性別
- ✔職業
- ✔年収
- ✔家族構成
- ✔利用のきっかけ
- ✔利用するのに重視するポイント
特に「利用のきっかけ」と「利用するのに重視するポイント」は、コンセプトやキャッチコピーにつながります。
もし、ターゲットが思いつかない場合は、これまでどのようなお客様が利用しているのかを参考にしましょう。
2-2.ホテルのイメージを損ねないデザインを設計する
デザインにおいてホテルのイメージは何よりも重視するポイントです。
和風旅館にもかかわらず、ポップでかわいいフォントを使う、写真はオムライスやパスタなどの洋食ばかり、などの矛盾は避けなくてはいけません。
ターゲットに合わせながら、ホテルのイメージを損ねないデザインを設計するのが、集客で成功する秘訣です。
注意すべきは、経営者が考える視点とお客様が考える視点は異なる点です。
お客様が訪れた際に、ホテルにどのようなイメージを持ってもらえるのかを想像して、デザインに反映させましょう。
2-3.必要となる写真を準備しておく
ホテルのホームページを運営する上で、ユーザーが思わず足を運んでみたくなる気持ちにさせる点に力を入れるべきです。
文字だけで訴求するのは限界があるため、写真をたくさん用意しておくといいでしょう。
温泉旅館なら温泉ごとの写真だけでなく、露天風呂から見える景色を用意すべきです。
温泉を目的としたユーザーが見たときに、この景色を眺めてみたいと感じてもらえます。
また、ホテルの内観・部屋だけでなく、料理の写真もラインナップさせておきましょう。
近くの観光地や名所・イベントなどの情報・写真を掲載して集客に繋げることも考えられます。
ホテル・旅館を知ってもらうために写真のギャラリーを作っているホームページもあります。
ぜひ、必要となる写真はできるだけ多く準備しておきましょう。
03ホテルのホームページ事例
3-1.ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド
ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドは、ファーストビューで暗がりのホテルの外観を載せることで、インパクトとリッチな印象を与えているホームページです。
高級感が伝わるようにホワイトとゴールドをベース・アクセントカラーに取り入れています。
宿泊だけでなくウェディングやスパ&エステでの利用もできるため、それぞれのコンテンツがホテルのイメージに合わせてデザインされているのもポイント。
メニューバーに利用できるコンテンツを掲載しているのもわかりやすく、デザイン性の高さがわかります。
- ✔高級感のある雰囲気を伝えたい
- ✔ファーストビューのインパクトにこだわりたい
- ✔宿泊以外のサービスもうまく紹介したい
以上のホテル・旅館はホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドが参考になるでしょう。
3-2.紀州・白浜温泉 むさし
紀州・白浜温泉 むさしでは、トップページに温泉や外観、料理の写真をスライドショーにして見せることで、注目を集める手法を取り入れています。
旅館の外観から館内までのギャラリーを設けて、宿泊イメージを強く持たせるような印象です。
また、所々にキャッチコピーを大きく載せて写真への没入感を高めているのも工夫の1つ。
さらには、旅館自身を主語とした小説チックな解説が、より旅館への期待を膨らむ仕上がりになっています。
- ✔趣のあるデザインやコンテンツを取り入れたい
- ✔映える写真の撮り方を参考にしたい
- ✔テキストからも訴求できるようにしたい
以上のホテル・旅館は紀州・白浜温泉 むさしを参考にするといいでしょう。
3-3.天草 天空の船
天草 天空の船は、宿泊しないと体験できない景色やサービスをスライドショーに詰め込んでいるのが特徴です。
使っている写真のほとんどが動画やアニメーションなので、訪れたときの印象をより強くイメージできます。
また、リゾートホテルだからこそ周囲の景観も武器にしており、ホームページを見るだけでも天空の船に乗ったような気分に。
周辺が海に近いことから、デザインもホワイトとブルーを取り入れて、コンセプトや雰囲気に合った理想的なデザインです。
- ✔コンセプトやイメージをデザインにできず悩んでいる
- ✔アニメーションや動画、スライドショーを活用したい
- ✔リゾートホテルのホームページを作る予定
以上のホテル・旅館は天草 天空の船を参考にするといいでしょう。
3-4.リゾートイン ヤマイチ
リゾートインヤマイチのホームページは、ポップな中にホテルの非日常感を伝えるデザインです。
他にはないデジタルデトックスプラン・農業×宿泊プランを大きく打ち出しており、他宿泊施設との差別化を強みにしています。
差別化がうまくいっているからこそ、社会に疲れた人が安らぎや安心を求めにくるような癒されるデザインに仕上がっているのもポイントです。
- ✔差別化コンテンツ・プランがある
- ✔親しみやすいデザインを検討している
- ✔リゾートホテルの参考ホームページが見たい
以上のホテル・旅館はリゾートイン ヤマイチのデザインやコンテンツを見て参考にされるといいでしょう。
3-5.御宿 竹林亭
御宿 竹林亭のホームページは”高貴な和”のイメージを一貫してデザインに取り入れています。
いつ訪れても四季を感じて楽しめる点をアピールしながら、何より写真のクオリティが高く、映画を観ているような感覚に。
客室ごとにコンセプトと間取りの説明が丁寧にされており、ホームページに訪れた人がどの部屋を選ぼうか楽しめるような仕組みになっています。
- ✔伝統的なデザインにしたい
- ✔細部までこだわったホームページにしたい
- ✔コンセプト・ターゲットがしっかりしている
以上のホテル・旅館は御宿 竹林亭のデザインやコンテンツをぜひ参考にしてください。
04ホテルのホームページの制作費用
規模や必要な機能にもよりますが、ホテルのホームページは自社で制作する際は、5万〜10万円が相場です。
しかし、ターゲットに合わせてホテルの雰囲気を伝えるには、ホームページの知識やデザイン力が必要になります。
そう考えると、Webサイト制作会社に依頼した方がイメージ通りのホームページに仕上がるでしょう。
Webサイト制作会社に依頼する場合は、予約システムの実装やページ数にもよりますが、30〜100万ほどの費用がかかります。
本格的なホームページにしたいなら300万以上が必要になることも。
中にはコンサルティングを依頼できる会社もあります。
自社でどのようなホームページにしたいのか、コンサルが必要なのかも明確にした上で、複数のWebサイト制作会社に見積もりを出してもらいましょう。
05まとめ
今回は、ホテルのホームページ制作のポイントと、参考事例をご紹介しました。
現在ではインターネットでの情報収集やホテル予約がメインになりつつあるので、ホームページ上でどれだけ雰囲気を伝えて足を運んでもらえるかが集客の鍵です。
だからこそ、ホームページのデザインにはとことんこだわるべきでしょう。
ぜひ、今回の作り方のポイントと事例をもとに、素敵なホームページを制作しましょう。
しかしホームページを外注制作業者に依頼するとどうしても費用がかかるなどの理由で、なるべくご自身でホームページを作りたいと考えているのでしたら、ぜひBESTホームページの利用もご検討ください。
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