ホームページの維持費・管理費とは?内訳や相場をご紹介

公開日:2021/12/24
最終更新日:2022/5/27
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ホームページ作成大学運営
「ホームページを作りたいけど、維持費はどれくらいかかるの?」
「制作会社に管理費の見積もりを出してもらったけど、高いのか安いのかわからない」
ホームページの作成や運用をする中で、ドメイン代やサーバー代など、発生する費用が多くて悩んでしまいます。
外部委託の場合も、維持費の内訳を理解していなければ、不要な出費になることも。
そこで今回は、ホームページにかかる維持費について紹介します。
この記事を読んで、維持費の相場について参考になれば幸いです。
01ホームページの維持費とは
ホームページの維持費とは、運営や管理をする際に発生する費用を指します。
企業によっては、更新やメンテナンスを外部委託する際の費用と定める場合もありますが、広い意味では、自身で運営・管理する際のすべてのコストを維持費として捉えます。
また、ホームページ作成費用と同様、ほとんどの場合で勘定科目を「広告宣伝費」として計上することが多いです。
今回も、運営・管理する際のすべてのコストをホームページ維持費として紹介するので覚えておいてください。
ホームページの運営や管理にかかる費用は、主に以下の6種類です。
- ✔サーバー費用
- ✔ドメイン費用
- ✔管理費
- ✔更新費
- ✔SEO費用
- ✔広告費
では、それぞれがどのような費用か見ていきましょう。
1-1.サーバー費用
ホームページは、必ずサーバーを経由してインターネット上に公開されます。
自社でサーバーを用意する企業もありますが、一般的にはレンタルサーバーで運用することが多いです。
そのため、サーバーのレンタル代が維持費としてかかることになります。
レンタルサーバーを提供している有名な3社の料金は以下の通りです。
サーバー名 | 月額料金(税込) |
エックスサーバー | スタンダード:1,100円 プレミアム:2,200円 ビジネス:4,400円 |
ConoHa WING | ベーシック:1,320円 スタンダード:2,640円 プレミアム:5,280円 |
さくらのレンタルサーバー | ライト:131円 スタンダード:524円 プレミアム: 1,571円 ビジネス:2,619円 ビジネスプロ:4,714円 マネージドサーバ:13,200円~ |
※12ヶ月契約時の月額料金を算出しています
※初期費用は含んでおりません
レンタルサーバーを提供している会社によって、提供するストレージや料金プランが異なります。
自社がどのくらいの容量が必要か、提供してもらえるオプションなども見比べて、適切なサーバー会社を選びましょう。
1-2.ドメイン費用
ドメインとは、当サイトでいえば https://www.best-hp.jp/univ/ の中で best-hp.jp/univ/ の部分を指しています。
独自ドメインなら好きな文字を入力できるため、企業名や商品名を入れて覚えやすいURLにするケースが多いです。
レンタルサーバーを提供する会社によっては、サーバー契約と同時に無料でドメインをもらえる場合もあります。
ドメインは「.jp」や「.com」などのURL末尾によって金額が変わり、安いものは1円から購入できます。
購入初年度は安くても、更新する際に価格が上がるドメインもあるため、更新時には注意が必要です。
ただし、ドメイン費用の相場は月額1〜1,000円ほどなので、そこまで出費になることはないでしょう。

1-3.保守管理費用
管理費は、ホームページが常に正常に表示されるために
- ✔サーバー・ドメインの設定
- ✔アップデートの実施
- ✔セキュリティの管理
の作業にかかる費用です。
サーバーやドメインの契約が切れてしまっているのに気づかないと、ホームページがインターネット上に公開されなくなってしまいます。
また、ホームページにCMSを導入している場合、定期的なアップデートやプラグインの導入が必要です。
以上のような工程を外部に任せることで、安心してホームページの運営ができるようになります。
管理費は外部委託で依頼する際にかかる費用で、自社ですべて管理する際には発生しません。
大体月額5,000円〜20,000円が管理費の相場になります。
- ✔ホームページ運用の知識や自信がない
- ✔更新や戦略の部分に注力したい
以上に該当するなら、管理を外部に任せることを検討しましょう。
- ✔文字化け
- ✔デザインが崩れている
- ✔404エラーが表示される
上記のようなバグの対応も保守管理費用に含まれます。
費用は作業工数によって変わりますが、大体ページ単位で5,000〜10,000円です。
また、WordPressなどのCMSを利用している場合、定期的な更新・メンテナンスの費用も発生します。
バージョンアップ後のセキュリティの把握や安全な環境整備は、プロに依頼しておくと安心です。
1-4.SSL費用
SSL(Secure Sockets Layer)はインターネット上のデータ通信を暗号化し、セキュリティを強化する対応です。
個人情報の流出や改ざんリスクからユーザーを守り、安全にホームページを利用するために必要な費用といえます。
SSLの費用相場は、どの認証レベルを用いるかによって異なります。
認証レベル | 費用相場/年 |
ドメイン認証 | 0円〜50,000円 |
企業認証(OV) | 50,000円〜80,000円 |
EV認証 | 80,000円〜200,000円 |
認証レベルは、どのような企業がそのドメインを保有しているか証明するための差であり、暗号化の強度は変わりません。
特に企業認証・EV認証は法人のみ申請可能で、実在性の確認がより厳しくなり、その分安全・安心を保証できる証拠になります。
そのため、企業サイトやECサイトなど、ユーザーに信頼を与える必要があるサイトを運営する場合は、SSLにも予算を充てるべきです。
1-5.コンテンツ更新費用
更新費は、ホームページ内のページのテキストや画像の変更をする際に発生する費用です。
有料の画像を使用する場合を除き、自社で管理するなら更新費は発生しません。
外部に委託する際は、既存ページのテキスト・画像の変更なら1回5,000円前後が相場の価格です。
ただし、新しくページを増やす、あるいは大幅な変更を依頼する場合は、さらに費用は高くなります。
新費用が気になるなら、更新は自社で行いやすいCMSを導入するなどの工夫が必要です。

1-6.アクセス解析費用
ホームページに訪れるユーザー数やどのようなキーワードで流入したかをデータとして集めてくれるのがアクセス解析です。
アクセス解析があれば、効率よくホームページの検証・改善ができるため、
- ✔アクセス数を増やす
- ✔売上をアップさせる
- ✔集客しやすいページを見つける
など、より目的や目標への成果が見えやすくなります。
無料のアクセス解析ツールを用いるなら費用はかかりませんが、有料ツールを使うなら、月額数千円〜数万円を目安にしましょう。
また、中には初期費用がかかることがあり、相場は大体30,000円〜50,000円かかるケースが多いです。
もし、制作会社にアクセス解析も依頼している場合、上記に加えてさらに費用が上乗せされます。
アクセス解析を依頼する際は、以下の3種類から選ぶのが主流で、下に行くにつれて費用が高くなります。
- ✔レポートのみ
- ✔レポート+アドバイス
- ✔レポート+コンサルティング
本格的な支援を受けたいと考えているなら、コンサルティングに強い制作会社を検討しましょう。
1-7.SEO費用
ホームページを検索上位に表示させてアクセスや成約率アップを狙うのがSEO対策です。
SEO対策は、狙う検索キーワードによっては難易度が高くなり、長期的な視野で行わなければなりません。
そのため、SEO対策だけ外部委託に任せる企業も多いです。
しかし、専門知識が必要な点から、費用を支払った後は、さほどSEO対策作業をしてくれない業者も中には存在します。
もしSEO対策を外部に委託するなら、信頼できる業者かどうか、実績や口コミなども参考に、よく吟味して選びましょう。
SEO対策を委託する場合の費用は、低く見積もっても月額5,000円〜10,000円からです。
細かく見ていくと
- ✔記事・コンテンツの作成・・・1,000〜30,000円
- ✔被リンク対策・・・30,000円〜
などもあります。
SEO対策はどのようなことをするのか、知識として理解しておけば、依頼する際もイメージがしやすいでしょう。
SEO対策について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
1-8.広告費
SEO対策よりも効果が出やすい集客方法が広告運用です。
自社で行う場合、リスティングやバナー広告などがわかりやすく始めやすいでしょう。
広告運用をするなら最低でも月30,000〜50,000円は予算の確保をしなくてはいけません。
また、外部委託する場合は、業者が提供する広告運用方法により、30,000〜100万円以上と相場のばらつきが大きいです。
効率を求めるなら、成果が出やすい広告媒体を見つけてから予算を注ぎ込むのがおすすめです。
外部委託時も、どのような広告を利用し、どのくらいの成果が見込めるのかをしっかりと確認してから決めましょう。

02ホームページの維持費の相場
ホームページの維持費は価格帯によって、どの程度までの作業を外注業者に任せることができるのかが変わってきます。
では次に、それぞれに応じてかかる維持費の相場について見ていきましょう。
2-1.月5,000円以下
月5,000円以下でホームページの維持を考えている場合、自社で運用・管理を行うのが最適です。
自社で運用・管理をする場合、以下の費用がかかります。
- ✔レンタルサーバー料金
- ✔独自ドメイン代
- ✔SSL費用
ホームページのメンテナンスや更新作業をすべて自社で行う必要があるため、それなりの知識と労力が必要です。
ホームページの運用知識がある社員・スタッフがいるなら、ホームページの維持費を月5,000円以下に抑えることが可能でしょう。
2-2.月5,000~20,000円
月5,000〜20,000円なら、中小規模の制作会社にホームページの管理・維持を依頼できるだけの予算相場になります。
先ほどの3つの維持費に加え、コンテンツ更新やサーバーのメンテナンスが含まれるケースが多いです。
月数回など、さほど更新頻度が高くない場合は、月5,000〜20,000円で維持ができると考えていいでしょう。
ただし、大幅なデザイン変更や新規記事の挿入となると、追加料金が発生する場合もあるので注意してください。
2-3.月20,000~50,000円
月20,000〜50,000円なら、より丁寧かつ幅広いサポートをしてもらえるはずです。
- ✔月次のレポート提出
- ✔CMSのメンテナンス・アップデート更新
上記が料金内に含まれます。
制作会社によってはWeb上で、月次レポートが閲覧できるシステムを導入できる場合があり、利便性の高さも期待できます。
また、大手・中小規模の制作会社に依頼する際の費用相場が月20,000〜50,000円です。
2-4.50,000円以上
維持費が50,000円以上の場合は、集客やブランディングの本格的なサポートを受けることが可能です。
- ✔アクセス解析に基づいたSEO対策のアドバイス
- ✔コンテンツマーケティングの戦略指導
- ✔ホームページの課題解決や成約率増加のコンサルティング
上記の内容が含まれます。
ただし、50,000円〜100,000円ではアドバイスで留まる場合が多く、コンサルティングを受けるなら200,000円以上は必要です。
また、アドバイス・コンサルティングは会社の利益に直結する繊細な部分のため、
- ✔運用・更新は制作会社
- ✔集客支援はWebマーケティング会社
のように依頼先を分ける企業も多いです。
それぞれの会社の得意分野を見極めて依頼する方法がある点を覚えておきましょう。
03ホームページを維持する際の注意点
ホームページを運営・管理していく中で、明確にしておくべき項目が存在します。
もし、何も知らずに外部へ委託すると、ムダな出費が発生する可能性も。
適切なコストで依頼するためにも、これから紹介するホームページを維持する際の注意点について理解しておきましょう。
3-1.対応可能な作業・委託する作業を確認する
先ほど紹介した維持費の中で、自社で対応可能な作業と外部に委託する作業の確認が必要です。
例えば、
- ✔サーバー・ドメインの管理はできる
- ✔コンテンツの修正・更新は自社の担当が行う
などのように、自社でできる作業がある分、維持費を抑えられます。
反対に
- ✔サーバーシステムのトラブル対応
- ✔SEO対策を取り入れたいコンテンツの追加
など、自社で管理が厳しい作業は、委託を検討しましょう。
その際、委託先の制作会社が、どの程度まで管理してくれるのかも把握しておくのも忘れないようにしてください。
また、この一連の作業は、ホームページを制作する段階でハッキリさせておくと便利です。
もし、ホームページが完成した後に検討しても、委託先のサーバーを使用しているなどの理由で、簡単に変更できない恐れがあるからです。
後々のことを考えて、設計段階から自社管理から外部委託までの作業範囲を明確にしておきましょう。

3-2.サーバーとドメインは自社で管理する
制作会社によっては、サーバーとドメインの取得を代行してくれるところがあります。
しかし、サーバーの設置とドメイン設定は、自社で管理したほうが維持費は安く済む場合がほとんどです。
自社で管理する際は、サーバーとドメインそれぞれで契約期間が設けられているので、更新手続きは忘れないようにしておきましょう。
サーバーとドメインの管理を外部へ委託するときの注意点は、どのサーバーにホームページがアップロードされるのか、という点です。
仮に、制作会社が自身で契約しているサーバーに、自社のホームページをアップロードする方式を取っていたとしましょう。
上記の方式では、委託先を変えるなどの理由で管理費を支払わなくなると、ホームページを設置するサーバーも利用できなくなり、インターネットに表示されなくなります。
上記のようなアクシデントが起こらないためにも、サーバーとドメインの管理は、なるべく自社でやる方がおすすめです。
参考: ドメイン・サーバについて
3-3.月額無料の制作会社には注意
できるだけ費用を抑えたいとお考えの方にとっては、維持費が月額無料という言葉は魅力的に映るかもしれません。
しかし、月額無料の場合には、実は以下のようなデメリットが存在している場合が多いので注意です。
- ✔サーバートラブルは対応範囲外
- ✔セキュリティ対策は未対応
サーバーが何らかのトラブルが起こった場合、本来であれば丁寧かつ迅速に対応してもらえます。
しかし、維持費が無料の会社は対応範囲外の場合が多く、ユーザーに迷惑をかけてしまうことも多いです。
また、セキュリティ対策も未対応だと、個人情報が漏洩するリスクもあり、企業としての信用を失くしてしまう可能性が高いです。
維持費の月額無料と謳っている制作会社に運用・管理を依頼する際は、必ず作業範囲を聞いておきましょう。
あるいは、維持費節約のためにサーバーとドメインは自社で保有し、それ以外の部分を信頼できる制作会社に依頼しましょう。
もし、維持費をできるだけ抑えてホームページ制作をしたいのなら、当社が提供している「BESTホームページ」がおすすめです。
BESTホームページは以下のような特長があります。
- ✔専門知識不要で操作が簡単なのに本格的なホームページが制作可能
- ✔初期費用無料で月額税込6,490円〜
- ✔運用・管理がしやすい設計
- ✔サイトだけでなくメール・電話でのサポートも可能
- ✔セキュリティ対策やシステムの保守管理も万全
維持費を抑えるためには、自社で運用・管理を行う必要がありますが、それなりに知識が必要です。
しかし、BESTホームページでは直感的な操作で更新・メンテナンス作業ができてしまうため、コストパフォーマンス高く運用ができます。
今なら15日間、全ての機能が使える無料体験を実施中です。
この機会に、ぜひBESTホームページをお試しいただき、自社に最適かどうかを確かめてみてください。

04まとめ
今回はホームページを運営・管理する際に発生する費用について紹介しました。
維持費をなるべく安く抑えたいなら、できるだけ自社で管理するのを推奨します。
しかし、知識や時間がない場合には、どのような作業を自社で行い、外部に委託するか明確にしておきましょう。
ぜひ、ホームページの運営・管理の維持費を理解し、適切なコストで依頼ができるようになってください。
― この記事を書いた人 ―

ホームページ作成大学運営
3万サイト・30万ページの提供実績を持つホームページ制作会社が運営。成果の出るホームページ作成・運用ノウハウを初心者の方にも分かりやすくお伝えします!